市民活動で自己実現と社会貢献を

新年明けましておめでとうございます。市民の皆様には、健やかに新しい年をお迎えのことと心よりお喜び申し上げます。
　平成17年４月、市内ききょう会館１階に「一宮市民活動支援センター」が開設されまして、間もなく３年になろうとしています。また、この支援センターの運営協力などの活動をしている一宮市ボランティアグループリーダーの会（ＶＧＬの会）も、この３月で満５年を迎えます。
　この間一宮市内には、まちづくり、文化・スポーツ、子育て、環境保全、福祉など、多くの分野で、数多くのボランティア、ＮＰＯ、市民活動団体が結成され、その多くが一宮市民活動支援センターに参加登録されてきました。昨年末で、登録数が２５０団体、参加人員は約２万人になりました。　他に先発の一宮市社会福祉協議会ボランティアセンターには、２７０団体、約１万人のボランティアが登録され、福祉を中心とした諸活動が続けられております。
　私共ＶＧＬの会は、その目的が゛一宮市内のボランティア活動の活性化に寄与することにあり、市内唯一の中間支援組織（ＮＰＯ）として、先行ＮＰＯに学び、試行錯誤を繰り返しながら、今日まで活動してまいりました。　急速に進む少子高齢化、雇用の変化、情報化時代など、大きな社会情勢の変化により、市民活動に影響するさまざまな課題が、多様化、複雑化、専門化してきました。その一方で地方行政は、極めて厳しい状況になりつつあるといわれています。　私達市民は、これまでの行政依存体質から脱却して、市民自身がこれらの課題に取り組んで,゛創り上げる新しい公共゛を行政や企業とも協働しながら、実現していく必要が出てまいりました。そして、いろいろなセクターやグループ・団体が協働していくためには、それぞれが持つ情報や意見の交換が大切になってきます。
　地域の防災活動、まちづくり、子育て支援、団塊世代問題などの大きなテーマについては、交流会やゆるやかネット作りも重要になってくると思います。そして、相互に協力して活動するためには、まずお互いが゛顔の見える間柄゛になる必要があります。
　手始めとして、ＶＧＬの会は、行政（市地域ふれあい課）と協力して本年１月から「市民活動団体同士の情報交換会」を支援センターにおいて、月１回のペースで開催することになりました。いろいろな悩みや課題を話し合いながら、少しづつ前進していけたらと考えております。是非皆様のご協力をお待ち致します。
ＶＧＬの会 会長　浅野總一郎