どんな需要があるのか、どんなサービスが提供できるのか、VGLは先ずリサーチします
いま全国各地で地域通貨の運用の試みがなされています、VGLでもこの道具を利用して、「人と人との交流」がさらに活性化できるのではないかと考えています。地域通貨の運用実験に向けて、サービスメニューを整えるためアンケート調査を実施しています。
- アンケート用紙はここからご覧いただけます。ご回答をVGL宛にお送りいただければうれしいです。
- 地域通貨については以下をご覧下さい。Web上の地域通貨やそのアイディアの生みの親エンデに関するページへのリンクもあります。
エンデの遺言
童話「モモ」で有名なドイツの作家、ミヒャエル・エンデ は
「私が考えるのは、もう一度貨幣を、実際に成された仕事や物の実体に対応する価値として位置づけるべきだということです。そのためには現在の貨幣システムの何が問題で、何を変えなくてはならないかを、皆が真剣に考えなければならないでしょう。人類がこの惑星上で今後も生存できるかどうかを決める決定的な問いだと私は思っています。」
「重要なポイントは、例えばパン屋でパンを買う購入代金としてのお金と、株式取引所で扱われる資本としてのお金は、二つのまったく異なった種類のお金であるという認識です。」
と貧困や戦争や精神の荒廃など、現代の抱えるさまざまな問題にお金の問題が絡んでいることを指摘し、現代社会の経済システム、環境エネルギー問題などについてさまざまな「意識変革」の必要性を訴え続けました。
そのひとつが自由と、お金と、力のバランスを自分たちの手で実現しようという提案です。
地域通貨の試み地域通貨とは、金利ともインフレとも無縁な貨幣です。限定された地域でしか使えない貨幣です。仕組みによっては時間と共に減価(価値が下がる)する貨幣です。現行通貨の役割、地域通貨の役割、ともに共存させながら使い分けます。
自然食品やお米づくりなどの援農、商店街のイベントや街づくりイベントなどのボランティア、お年寄りや障がい者の支援活動、子育てボランティア、外国語の翻訳や通訳、パソコンの設定、音楽演奏やゴスペルでパーティー支援などなど、様々な分野での「思いやり」や「計らい」を、するキッカケ、してもらうキッカケに、地域通貨は使われます。
困っている人のための労働、環境に負荷をかけない生産のための労働、街のため地域のための街づくりの労働・・・その他まだまだ多くの崇高な労働が充分な評価を受けずに静かに営まれています。こんな活動に、地域通貨はきっと役に立つ筈です。